さて連続してこのテーマの冒頭の部分で「家一軒につき接着剤ドラム缶一本」
と書かせていただきました。
あの独特なにおいを嗅ぐとたいていの人は頭が痛くなります。
人間の体はちゃんと拒否してるんですね。
しかし知らない間に体には色んなものが入ってきます。
これだけの文明社会ですから、ある程度は仕方の無いことだとは思いますが
でも、分かっていながら体に悪い成分を入れ続けるのもいい気がしません。
私の親族が安くて有名な大手家具屋で箪笥を買ったら、その後
その箪笥がある部屋に入ると顔が半分引きつれる様になりました。
その症状はしばらくの間続き、ふとした拍子に症状が現れていました。
電車の中等でも突然顔の一部がつりあがって、同席者がビックリして
いたらしいです。
今、世の中には化学物質化敏捷にかかっている人達がいます。
いつ起こるかわからず突然体に変化が現れたり、呼吸困難になったり。
日本ではそれらの症状に対しての社会保障はまだ薄いです。
役所に申請しても、精神障がい者としての年金申請になります。
また、日本の一部の医師、学者さんなどは化学物質化敏捷は身体的症状
ではない、心の病だといっています。
ドイツではすでに化学物質化敏捷を精神障がい者とするのは差別であると
発表しており、医療体制も整ってきているようです。
日本では取り組みが非常に遅く、また真摯に受け止める
つもりなんか無いかのような論理が出てきます。
実際に苦しんでいる人はいるのに。
自分の家を建てた工務店は化学物質化敏捷に悩まされるお客さん
が多く、家を建てる前にモデルハウスで生活をしてもらうんです。
接着剤、防腐剤を使わず、電磁波もカット・・・と住む人の体を
考えて建てており、お客さんもこれなら大丈夫と思ってから話を
進めるそうです。
だから、衣食についてもしっかりと取り組んでおり本当に勉強になります。
自分には無い痛みを分かる人間に成るべく、明日は化学物質化敏捷を
テーマとした映画を見てきます。
(蓮見 洋平)
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