多くの人が被災地で我々には考えの及ばないような
大変な思いをしているのでしょう。
被災地にいない我々の多くは自分たちに何が出来るかで
頭をなやませているでしょう。
被災地にいない自分たちが今、出来ることは何なのか?
被災地に行って支援をすること
自分の持ち場を全うすること
募金すること
色々あると思います。
その中でやはり考えておいたほうが良いのが、目指すべき復興が何なのかだと思います。
「人が笑って暮らせるような日本」とかそう言ったことではなく。
それはもちろん必須事項ですが・・・・。
良くも悪くも今は、殆どの行動に復興という2文字がついて来る状況です。
我々は今「早く復興したい。」その思いは殆どの人が持っていると思います。
したがって復興につながるものは何でも受け入れやすい状態かもしれません。
だからこそ目指すべき復興とは何か、何をもって復興ととらえるか
天災と人災を切り離して冷静に考える等、しっかり見るべきではないでしょうか?
今、被災地に「何が出来るか分からないけどを何かをしたい」という思いを
強く持っている人は大勢います。
何も出来ない自分はネットにある様な不要なボランティア論などに
当てはまるのではないか等と思わないで欲しいです。
立派なマンパワーですから。是非その気持ちを持って地元地域の
ボランティアセンター等に行ってみてください。
その気持ちは受け止めるべき立場の方々は受け止めますから。
しかし現状、受け止めるべきところに情報が不足していることも事実です。
行ってみたものの何もやることが無いかも知れません。
仙台の福祉施設の連絡会でまとめた書類を拝見させてもらいました。
福祉の現場では予想どおり手が足りない状況が続いています。
たとえば通所型の福祉施設はまず通うことがケアの一つですから、開所します。
現場では利用者の方々にも震災の影響で調子を崩す人が増えており
通常より忙しい状態。しかし施設自体の復旧に現場職員の手がとられます。
そして職員自体も被災者と一人で何役もこなす状況です。
職員が倒れたらアウトです。長期戦になればなるほど状況は悪化します。
ライフライン以外の様々な分野で我々の出来ることはあります。
福祉はもともと自分の分野。でも皆さんもおそらく得意分野があるでしょう。
現地のニーズをみてそれを活かせば十分な支援が出来ます。
なるべく生きた情報、市民だからこそ出来る支援、ニーズなどを
発信できるように被災地に行く予定です。
(蓮見 洋平)
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