時間が空いてしまいましたが報告の続きをします。
私たちはその後七ヶ浜などの沿岸部を見ながら石巻市に向かいました。
やはり石巻市でも家屋の前に積みあがる家具や畳等、路上にひっくり返った車
といった見慣れてしまった光景が続いていました。
ここも同様に深刻な被害状況だと思い沿岸部付近に近づいたら
自分の目を疑いました。
どこまでも続いている何メートルも積み上げられた廃材
焼け焦げた車、冠水した道路、家が家を押し流してがけ際に溜まっている。
自分がいったい何を見ているのか、ここがどこなのか分からなくなる。
現実として受けとめることの難しい光景でした。
つい10分ほど前に車で走っていたていた場所では郊外地でよく見るような
大型スーパーが開いており、震災の影響があったように思えない
ごく普通の状況でしたが、郊外から街の中心部、沿岸部に行くにつれて
状況が段々変わってくるのです。
高台である日和山公園から見る壊滅的になってしまった石巻の沿岸部は
頭から離れる事がありません。
高台であるその場所から
黙って街を見下ろし続ける家族
インパクトの強い画を撮ろうとする報道関係者
自分たちのように県外から来て被災現場をみる者
様々な人が訪れていました。
そんな石巻市には大きな災害ボランティアセンターが専修大学の
中に存在します。
そこは他の地域よりセンターの規模が大きく、社会福祉協議会、NGOなどが
連携をとり、多くの力が全国から集まってきます。
私たちもそこにテントを張り寝泊りしました。
かつて行動を共にした友人なども来ており、お互いに情報交換をして
現地団体からも現状を教えてもらいました。
石巻ではボランティア導入の数も非常に多く、受け入れ態勢も
しっかりしているところです。社会福祉協議会のボランティア保険に
加入していれば、いつでも参加できます。
保険は掛け捨てで一番高いプランでも720円です(天災Bプラン)
寝床の無い人用のエアドームというテントを用意していたのですが、
風が強いためかなかなか実現できていないので、行かれる方は現地に確認するか、ご自分でテント等ご用意下さい。
前回の報告で触れた自宅の泥かきは石巻で行いました。
ボランティアに行かれる方は是非、読んでみてください。
石巻沿岸部の様子です。
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