半年経って

10日(土)に女川町商工会から青山さんと阿部さんにお越し頂いて

話をしていただきました。

 

 

 

3月11日に沿岸部で津波にあった青山さん。

 

沿岸部の商工会議所は指定避難所になっており、青山さん達は立場上、

建物から出るわけにはいかなかった。

津波はとてつもない早さで4階まで埋め尽くし、慌てて屋上へ。

すぐに屋上も海水に覆われ、給水タンクに取り残された4人。

 

鉄柱にしがみつきながら振り返ると、津波に飲み込まれた町が。

どんどんあがってきた海水は足下に

鉄柱にしがみついた4人は死を覚悟して

青山さんは自分のネクタイを鉄柱にくくり付け、残った4人で

来世で会いましょうと会話をしたとの事。

 

 

 

しかし奇跡的に海水が足下で止まる。

 

 

そして今度は引き波がはじまり、家屋が海に引き戻されていく。

ぶつかった家屋は爆発するかのように高いしぶきを上げて木片を散らばらせる。

引き波がどれだけ恐ろしいか実際、間近で見たものしか分からない話だ。

 

引き波で流される人々を目にしながら、奇跡的に生き残った青山さん

 

 

 

同じ沿岸部にあるわが町

「鎌倉はそんな大きな波は来ないよ」と言う声を聞く事もある。

 

しかし青山さんは

「極端な話、震度3でも逃げるくらいのつもりでいた方がいい。」

 

「逃げても、生きろ」

「過信はしてはいけない」

 

出てくる言葉は、自身が身を以て体験して出てきた、とても重い言葉だ。

 

 

自分の町ではどうするか、本当に考えなければならない。

当日市長が来てくださった。

 

他の職員は来られなかったが、それでも市長が来てくださっている事は

それだけ関心をもって下さっているとわかるだけで、我々も心強い。

 

 

地域力、セーフティーネットなどの見直し

なんとか民間と行政とで連携のとれる体制を作っていく事はできないか感じる。

 

 

 

 

青山さん達は休みも無く、毎日夜中まで働いている。

どうか体調だけは崩されないよう、切に願う。

 

 

震災から半年。

 

 

(蓮見 洋平)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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