3月18日に感じた事

3月18日に女川町商店街復幸祭が開催されました。

 

商工会主催、女川カレー販売という事もあって、当然我々も手伝うものと思っていました。

 

「ブースの設営、ステージの設営なんでもやりますよ!」

そんなつもりでいましたが

 

「蓮見さん!手伝って!」

そんな連絡が待てど暮らせどいっこうに来ない。

こちらから打ち合わせのついでに18日の件を伺ってみても

「大丈夫。うちの若い者がやるから」と言われました。

 

 

 

お恥ずかしい話そこでようやくその意味に気がつきました。

 

 

 

 

ああ、この企画は女川の人達が中心になってこその祭りなんだ。

だったらこっちも遊びで参加する事を目的とするべきなんだ。

 

勿論、カレーの納品分や販売ツール等も持っていかないと行けないので

(看板忘れちゃいましたが・・・)

多少は販売しますが、遊び楽しみ、女川を堪能し

そして女川を作り上げていくこれからの人達を見るべきなんだと思いました。

 

 

そして当日は

 

 

 

 

いや〜〜楽しかった!!

 

 

地元の方が出された屋台を周り

ひょんな事からヨルダン王女と場内を周る事となり

カレーも完売。

 

そして心のメインイベントの「リアスの戦士イーガーショー」では

かねてから噂のあった新キャラ登場は2体

 

イーガーに新たな仲間が増え「黒潮戦士 センガーイッキ」

クララーゲにも新たな「カラスガレイ怪人 エンガーワ」

 

 

今後のストーリーの広がりを見せてくれそうな予感。

練り込んだ内容は面白く、須田町長も大爆笑。

地域に愛されている姿はまさにヒーロー。

 

 

 

語弊があるかもしれませんが、この「壮大でカッコいい大人の悪ふざけ」は

地域の明るい指針の様にも感じ

今までに女川町で出会う事の無かった若い人達からは

「俺たちもやるんだ」と言うような覚悟を見る事が出来た気がします。

普段見ていた皆さんが身震いするほどカッコよく、力強さを感じました。

 

 

 

我々はたまたま震源地から遠く津波が来なかっただけ。

「被災地」と呼ばれている所で活動しているといつの間にか

自分が「支援者」と言う立場から「被災者」にもの申す形になりやすいです。

気をつけていても、知らない間に「自分は東北でこんなに活動しているんだ。」

となってしまいます。自分も活動報告する上でそうなってしまう事が有ります。

報告ですからある程度はしょうがないとは思いますが、本来は何も変わらないはず。

 

 

 

震災にあったか、あってないかだけ。

 

 

 

それ以外はあくまでも対等であり、僕らはよそ者。

 

 

もし「被災地」と呼ばれる所に

友達を作ればその人は被災地とは呼ばないだろう。

仕事の関係を作ればそこは取引先になるだろう。

結婚すれば地元もしくは相手方の実家になるだろう。

 

 

長くつきあって行ける関係を作れれば多分色々上手くいくと思います。

 

 

今回、「私は何も活動していません。女川に来た事も無かったのですが、今回は遊びに来ようと思いました。」とリュック一杯に色々買いこんだ若い人に会いました。

 

 

女川の人間でもないのですが、無性に嬉しくなりました。

だから遊びに行ける人は行けばいい。

 

 

 

ですが、地域によってはその準備がまだできていない所もあると思います。

女川ではその準備が整ったのは18日だと解釈しています。

今回はそれを感じた人達が県外から続々と集まったのかもしれません。

 

町の中にはまだ立ち上がれない方もいると思います。

同時に立ち上がり町を再建していく人もこれから増えると思います。

立場、状況によってその後の踏み出し方は一人一人違います。

 

 

「支援者」と呼ばれている我々にも色んな葛藤が有るはずです。

言われたくない事を言われる事も有ると思います。

「何でもいいから係り続ける、活動し続ける」

それらに無理が生じたら

活動せず、その土地で遊び、仲良くなった人に会い行き、一緒にご飯を食べ

それからもう一度必要な所を見定めてもいいのかもしれません。

 

これは自分達の規模が小さいから言えるのでしょうが・・・。

 

 

とにかく色々感じた一日でした。  <蓮見 洋平>

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    ひぐっちゃん(通行人) (木曜日, 22 3月 2012)

    一人ひとりができることって
    ほんの僅かで小さいことだけど
    それを続けて行くことって
    本当に大事だなって感じます。
    女川のために尽力いただき本当に感謝します!

    私も微力ですが商工会のため
    そして女川の将来のために
    何か一つでも貢献していきたいと思います。

    そしてこれからもずっと
    女川の将来を見守っていてください。

  • #2

    蓮見 (金曜日, 23 3月 2012 23:00)

    ひぐっちゃんさん

    自分達の力がどれだけプラスになっているかは分かりませんが、頑張ります。
    もしマイナスに働いている時は遠慮なく言って下さい。

    ひぐっちゃんさんが微力ならば、僕らはハイパーな微力です。
    見習いながら頑張らせていただきます。

    あの明るさが皆さんに伝われば、女川の将来はとても楽しいものになるかもしれませんね。

    上の写真のタイトル追加しときますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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