7月4日の公示日から最初の週明け。
今週から参院選も徐々に盛り上がってくると思います。
さて政治の世界を切り離そうとする風潮が日本には多くあり、
個人的にはこの考え方に疑問を持っております。
学校は未成年に政治的な事は遠ざけたい。
「なんで?」 → 「政治や思想で左右させたくない」
ちょっと驚きです。
そもそも政治は自分たちのセーフティーネットを作る為の選択肢でもあるのです。
その為に、社会の授業で公民という科目を習っているわけです。
若者の投票率の低さの原因はこういった意図しない「大人の遠ざけ」にもあります。
現在の社会では若年層の貧困は大きな問題です。
非正規雇用を生み続ける社会の構造にNOと言えるのも、若者なのです。
ですが大人が安易に政治に触れない風潮を作ってしまうため
成人して手にした「選挙権」という社会の選択肢に対して
アレルギー反応を起こしてしまうのです。
「じゃあ、左右されない人物を育てていけばいいじゃない」
と教育現場にいない自分は思ってしまいます。
そもそも左右されないって事がおかしな事で、社会の構造はそんなに割り切れるほど簡単じゃない。
大人だってみんな左右されてる。
20歳の選挙権まで政治に触れさせないのではなく、
20歳にちゃんと選択できるように教えていくのも我々大人の責務ではないでしょうか?
僕は世代責任という言葉をよく使います。
「自分たちの代で起きた問題は自分たちの代で精算しよう」といった意味で使っています。
残念ながら人生には限りがあるので、そう考えると意外と時間は少ないのです。
この参院選、実は大きな争点がいくつもあります。
まずは投票率アップ。そして民意の反映される政治が行われることを願います。
候補者の皆さまは21日まで大変でしょうが、頑張ってください。
<蓮見洋平>
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