異常気象のニュースはもはや異常ではなくなった。
伝えられる限りにおいても毎日どこかしらで戦争が起きている。
食べるものが何もなく餓死していく人たちが一日40,000人いる。
ぼくらは毎日、
ご飯を食べて学校や会社へ行き、スポーツや習い事をしては、
冷えたビールを飲み、テレビを見て笑い、布団で眠る。
休みの日には友達や家族と車でドライブし、美味しいものを食べに行き、
気に入った服を買い、たまには旅行に行ったりして、
ぼくらは毎日を日本という国で生きている。
石油が「いつか」無くなるそうだ。
南極と北極の氷が溶けて世界の大都市も「いつか」水浸しになるそうだ。
人口が増えすぎて「いつか」日本に食べ物が無くなるそうだ。
今年はまだ大丈夫だろう、来年もまだ大丈夫だろう、
と今までと同じ生活をもうずっと続けている。
じゃあ「いつか」っていつなんだろう。
10年後?
20年後?
それとも50年後?
もしぼくらが22世紀の世界に生まれ変わったら、
ぼくらの目の前にはどんな風景が広がっているだろう?
『わたしはそんなに長生きしないから関係無い』
でもぼくらのかわいい子供や孫は?
それから彼らにとってのかわいい子供や孫は?
22世紀に生まれて来るぼくらのこどもの目になって、
ぼくらを、
そして世界を見つめよう。
22世紀の視点に立って
未来から現在を考えたら
何か見えてこないだろうか?
彼らだったら
この現代のぼくらに何を望むだろう。
今の生活の延長線上に未来がないことはなんとなくわかっている。
科学の力での解決はきっと期待に応えないだろう。
寄付や募金をしたところで傍観者では始まらない。
ぼくら一人一人が変わらなければ。
すがたかたち(人種、容姿)や考え(宗教)や地域(国、出自)にとらわれず、
同じ地球の子供として、
一人一人のみんなが地球と生きるための道を実行しよう。
22世紀に生まれるぼくらのこどもに
美しい自然とやさしい笑顔を受け渡すこと
それがぼくらの使命だって信じてる。